こんにちは!ハイレグです!
こんな名前ですが、超低出生体重児のパパです!笑
超低出生体重児とは、出生体重 1,000 グラム未満で生まれた赤ちゃんのことです
私のムスコは予定日よりも3か月早く、約700gで生まれて生後4か月まで入院していました
これから超低出生体重児・未熟児の育児がスタートするパパママは
- 生まれてすぐ入院になると面会はどうなるの?
- 入院中の治療ってどうなるの?
- 退院の基準は?
など、ほんとうに不安がたくさんあると思います
私もムスコが生まれたときは「今後どうなってしまうのか?大丈夫なのだろうか?」と、不安でわからないことがたくさんありました
この記事は
超低出生体重児の退院までの記録
をまとめます!
私と同じように超低出生体重児(未熟児)のパパママの不安解消や、現在育児をがんばっているパパママとの情報共有のきっかけになればうれしいです!
※赤ちゃんの成長・発達には個人差がありますので、あくまで1例としてみていただけるとうれしいです
誕生~ママ退院まで
ムスコが約700gで誕生し、ママが退院するまで1週間の
- 生まれた直後に先生から聞いたムスコの状態
- ママ入院中のムスコとの面会
についてまとめます
先生から聞いたムスコの状態
ムスコの状態について、担当の先生から受けた説明は
- 肺が未発達なので人工呼吸器を使う
- 肺を広げる薬を使う
- 動脈管が広がるのを防ぐ薬を使う
→肺に血液がいくのを防ぐということ - 3日ほど頭の中で出血の可能性があるので注視する
- 最初は胃に細いチューブを入れて母乳を直接摂取させる
- 入院は最低でも3か月だと思う
です
むずかしく感じるかもしれませんが、まとめると
早産で肺が未発達なので、肺の成長をサポートしていく
直近3日は良くないことが起こる可能性があるので、注意して見ていく
ということでした
このときは私もドキドキしていて、毎日「良くない連絡だけはくるなよ、、、」と不安でしたが、幸運にもはじめの1週間を何もなく乗り切ることができました
ママ入院中のムスコとの面会
ママ入院中の面会は
- 18or21時に30分間の面会
- NICU内はデジカメでの撮影のみ可
- 母乳を搾乳してNICUに届ける
という感じです
※病院によって異なると思うので参考までに!
出産直後でママも気持ちの整理がつかなかったと思いますが、搾乳や毎日の面会をがんばってくれました
ほんとうに感謝しかないです><
ママ退院後~生後1か月まで
生後1か月までの経過や治療についてまとめます
ここからは経過を時系列で!
- 面会のため、毎日の通院がスタート
- 12or15時に30分間の面会
→コロナの影響でママのみ
- 12or15時に30分間の面会
- ママ、3時間おきに搾乳して母乳を冷凍
- 冷凍した母乳は毎日病院に持っていく
- 生後1か月
- 身長:33cm
- 体重:833g
- 綿棒に母乳をしみ込ませて口から摂取する練習をはじめる
- 人口呼吸器が外れて、酸素吸入になる
生後1か月で人工呼吸器が外れたのはうれしかったです!
体重は1か月で増えましたが、生まれて1週間ほどは横ばいのような状態でした
しかし、これは生理的体重減少といって母乳を飲む量に対して、体から出る水分の方が多いからです
心配しなくて大丈夫ですよ!
生後2か月まで
生後2か月までの経過や治療についてまとめます
- 生後1か月2週
- パパも面会可能に
- おしゃぶりを使ってミルクを吸う練習をはじめる
- 未熟児網膜症の検査
→問題なし
- 生後1か月3週
- 酸素吸入が軽いものになる
→鼻マスクだったが、鼻の穴に入れるタイプに変更 - 2回目の未熟児網膜症の検査
→治療が必要と判断され、レーザー治療を実施
- 酸素吸入が軽いものになる
- 生後2か月
- 身長:33.5cm
- 体重:1,275g
- レーザー治療の影響で、酸素が鼻マスクに戻る
- 母乳を口から直接飲む練習がはじまる、1ccから
パパも面会可能になり、平日はママ・土日は私が面会にいくようになりました
生後1か月2週から未熟児網膜症の検査がはじまりました
未熟児網膜症の検査とレーザー治療
未熟児網膜症とは?
未熟児は、目の血管が未発達の状態で生まれてきます
このため、生まれてから血管が少しづつ伸びてくるのですが、異常な方向に伸びてしまう病気です
血管が異常な方向に伸びてしまうと、網膜剥離を引き起こしてしまいます
未熟児網膜症を確認するために眼底検査を行います
検査は基本的には立ち会えません
赤ちゃんの目に検査の器具を付けて先生が確認するのですが、赤ちゃんにとって少し痛い検査らしく、泣いたりするからです
ムスコは1回目の検査では問題ありませんでしたが、2回目の検査でレーザー治療が必要になってしまいました
レーザー治療について、眼科の先生から以下の説明がありました
- レーザー治療によって、目の血管が異常な方向に伸びるのを防げる
- レーザー治療によって目の周りが少し腫れるが、数日で戻る
- レーザー治療後も毎週検査して経過を見ていく
夕方にはレーザー治療がはじまり、約1時間で問題なく終わりました
治療後はママも面会することができ、看護師の人から「とてもいい子にしてましたよ~」とのことでした!
「レーザー治療が必要」と伝えられたときは少し動揺しましたが、無事に終わったので今後の経過を見守ること・症状が進まないことを祈っていこうと心に誓いました
生後3か月まで
生後3か月までの経過や治療についてまとめます
- 生後2か月1週
- 保育器から出てはじめての抱っこ!
- 生後2か月2週
- 酸素吸入が軽いものになる
- 母乳を完全に口から飲むようになる
- 保育器卒業!
- 未熟児網膜症の経過観察
→問題なし
- 生後3か月
- 身長:42.5cm
- 体重:1,971g
- 未熟児網膜症の経過観察
→問題なし - GCUに移動!
ついに、保育器から出てママがはじめて抱っこすることができました!
呼吸や酸素の状態も良くなっていき保育器も卒業、生後3か月にはNICUからGCUに移動!
未熟児網膜症の経過も問題なく、ムスコの成長をとても実感できる時期でした!
また、この時期に病院の近くに引っ越しました
ムスコの退院までにやったほうがいいことってなんだろう?と考えて実行したことをこちらにまとめましたので、もし同じことで悩んでいるかたは参考程度に見ていただけるとうれしいです!
退院(生後4か月1週)まで
退院(生後4か月1週)までの経過や治療についてまとめます
- 生後3か月2週
- コロナの影響で面会禁止に!
- MRIで脳の検査
→問題なし - 聴力の検査
→問題なし - はじめての予防接種
→ヒブ1回目
小児肺炎球菌1回目
B型肝炎1回目
4種混合1回目
- 生後4か月
- 身長:47cm
- 体重:2,802g
- 未熟児網膜症の経過観察
→問題なし - 久しぶりの面会
- 退院・在宅酸素療法の説明を受ける
- 生後4か月1週
- 自宅に在宅酸素の機械がくる
- ロタウィルス1回目の予防接種
- ついに退院!
- 母乳の搾乳、冷凍は継続
コロナの影響で面会禁止になりますが、毎週病院から電話がありムスコの様子を教えてもらえました
ムスコも順調に成長!いろいろな検査がありました
また、体重2,000gを超えたことで予防接種がはじまりました
本来は、未熟児でも月齢通りに予防接種を受けるのですが、担当の先生にも相談し生後3か月2週からのスタートになりました
ロタウィルスの1回目ワクチン接種は「生後2か月から生後14週6日」が推奨されていますが、これも先生に相談して生後4か月1週で受けることになりました
そして、ムスコは酸素吸入をしていれば体内酸素濃度の数値も安定してきたので、ついに退院OK!
退院後は在宅酸素療法を使いつつ、通院で経過を見ていくことになります
在宅酸素療法
病院から在宅酸素療法が必要だと判断されると
- 酸素濃縮装置
- パルスオキシメータ
- 外出用の酸素ボンベ
をレンタルすることができます
レンタルにあたって追加の費用はありません
退院前に自宅に設置する日程を決めて、業者のかたに設置してもらいます
酸素濃縮装置は、35cm四方・高さ55cmくらいの機械です
コンセントにつなぐと空気中の酸素を濃縮して放出します
パルスオキシメータは、体内の酸素濃度と心拍数を測る機械です
テープ状になっている測定部分をムスコの足に付けることで各数値を測定できます
また、数値が一定値を超えたり・下回ったときに音が鳴るようになっています
酸素濃縮装置とパルスオキシメータを使うことによって線が邪魔で、家の中でも動きにくいですが少々の辛抱です、、、><
ついに退院!
生後4か月1週で退院!
ムスコを迎えにいって自宅に着いたときはドキドキしましたし、本当にうれしかったです涙
生後4か月にして、やっと育児スタート!
まとめ
約700gで生まれたムスコの退院まで(生後4か月1週)の記録でした!
超低出生体重児(未熟児)のパパママの不安解消や、現在育児をがんばっているパパママとの情報共有のきっかけになればうれしいです!
ムスコの1歳までの成長記録はこちらにまとめましたのでご覧ください!
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